社長の死後、社長の息子と社長の弟がトップの座を巡って争う、ってことはよくありそうな題材なんですけど、コトこれが天皇家の内乱、ってなったのが「壬申の乱」、ですよね672年飛鳥時代後半のこと、、、
この「壬申の乱」に関わりのある地が三重と滋賀の県境にあるんです、、、車1台がスレスレ入っていく山ん中、壬申の乱での勝者、天智天皇の弟大海人皇子で後の天武天皇が編纂を命じた「日本書紀」よりの文字がガードレールに掛かっているんです、、、
久々の投稿に話はガラッと変わって行くんですが、、、
1年半ほど前にこのブログで紹介した本、世界地図を横に置いてなきゃ、っていうフレデリック・フーサイスの

以前に社外のある若い奴から、「ウォルさん、何か本を紹介してくださいよ!」、って、、、
しばらくぶりに読んだフーサイスの“コブラ”が咄嗟に思いついたんだけど、
ウォルの趣向を押し付けるみたいな気がして、
結局、若い彼にこの辺のとこをチョッと齧って貰いたいなぁ、、、
ってことで選んだ4冊をアマゾンで取り寄せて、
「興味があったら、コレ、読みなよ!」

その若い奴が、いろいろ思うところがあったみたいで、今の職を辞して、新しい出発をするんだってことで、一杯酌み交わしたんです、、、
彼が言う、「マイノリティが社会を変えるという考えから挑戦する・・・」、って、、、
ウォルの、「マイノリティ、って使い方がチョッと違うんじゃないの?」から始まって、年柄も考えずに熱く会話が続く、、、
ホントまだまだ若い彼に言いたかったこともあったんだけど、タイムアップ!
新しく出発、挑戦をする若い人に言いたいことは、次の一言、ひとつだけだけど、
なにかコッパズイし、なにか上から目線ポイし、
そんでもって、人に面と向かって自分が言えるか、っていうと、、、
けどやっぱこれでしょ!
“まじめ”に行動して欲しいに尽きる!
ええっと、
ふと思い出した
“真面目”、っていう文字、、、
書棚からとっくに消えている本、納戸でゴソゴソ、、、あった!
夏目漱石の「こころ」より抜粋、、、

「先生」と親交を深めていくんですが、なかなか本心を言ってくれなくって、「私」は、「・・・はっきり言ってくれないのは困ります。」、って迫るんです、、、そして「先生」は、
「あなたは真面目ですか」、「本当に真面目か」、「腹の底から真面目か」、
って不自然なほどに返してきてる「先生」がもうこの時から「私」への自叙伝的手紙の洗い浚いを、「・・・記憶して下さい。」、って、
そして漱石の「こころ」は、「・・・すべて腹の中にしまっておいて下さい。」で終わっているんです、、、
姜尚中さんは、この”こころ”の評(NHK100分で名著2013年4月号)で、次のように書かれているんです、、、
「漱石は、人と人のどのような関係を、具体的に真面目と考えたのでしょうか。・・・まず一つは、相手を信じて自分のすべてを投げ出すということです。そしてそれに向き合った人は、相手が命懸けで投げ出してきたものをすべてまるごと受け入れるということです。・・(中略)・・そしてもうひとつは、他の誰でもない、ほかならぬあなたを選ぶという『唯一無二性』だと思います。他の誰にも替えがたい、私だけのかけがえのない 『あなた』を求め、見つけること。・・(中略)・・逆に言えば、『真面目でない関係性』とは、何かというと、形式的な縛りに依存しただけの、『心』のこもっていない関係です。・・・形式的に縛りのない関係とは、いつでもその関係を解消できるということです。そのぶんお互いに誠意と緊張感をもって向き合わねばなりません。ゆえに、結果的に真面目な関係になるのです。」
チョッと長くなったなぁ、姜さんからの引用が、、、
ホントはココのところの全文書きたいんだけど、、、
「自分の全てを投げ出す」ことにできる「唯一無二のあなた」は、いますか?
ほとんどの人にはいないでしょ、もちろんウォルにもです、、、
姜さんからのをもうチョッと引用します、、、
「自分の世界に籠城して、自分を投げ出そうとしない関係性。自分は鎧を脱がず、相手ばかりを裸にしようとする関係性。無防備な相手を一方的に攻撃するような関係性。あるいは、真摯に告白しようとしている相手を受け入れようとしない関係性、、、、。真面目な関係の対極にある、漱石風に言えば卑怯な関係ばかりが蔓延しています。ですから、その意味でも『こころ』が訴えていることは、きわめて現代的な問題提起になっているのです。」
これまでウォルがこのブログで折に触れて綴ってきたことを姜尚中さんからぶつけられると、
やっぱそこには“真面目”、っていう一語が
ドカーンと居座っていなきゃならない、ってあらためて思うんです、、、
はじめに紹介した本での“まじめ”と
漱石の「こころ」に表されてる“真面目”には、
チョッとした差を感じてしまうウォルやけど、、、
「自分の行動規範」には第一に、
っていうとオーバーかも知れないなぁ・・・
けど「マジメが一番」、これを貫く!!!
“真面目”の話からはずれるけど、
この漱石の「こころ」を話すとき、
どうしても、
これだけは外せない有名なフレーズがありますよね、、、
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」
コレですよコレ!
コレって、グサッときませんか?
最初、「K」が「先生」に使った言葉なんですが、「先生」が「K」の弱みに付け込んで?「先生」は「K」に二度繰り返し言うんです、、、
これが「K」を自死へ追い込むことに繋がって、、、
「先生」は悩み抜くんですよね、、、
このフレーズを、自分に言い聞かせるようにしているんです、
「精神的向上心」をウォルは、、、
今よりもっと良くしよう、
っていう気持ちがなくなったら、生きがいさえも見失ってしまいそうじゃないですか、
当然気力も失せてくる、ってもんで、日頃から自己を鍛えておかなきゃねぇ・・・
かといって、寝ても覚めてもじゃないよ、、、
いや最近、とんとボーッとしていることが多いじゃないですか、ウォルさん!!
実は最近、ウォルとしては、若い人たちには「向上心」もさる事ながら、、
「好奇心」を養ってもらうんには、
どうやたらいいのか苦労してるんですよ、、、
ある人なんか、「好奇心なんか、教えて教えられるもんじゃない!」って、突っぱねるし、、、「野次馬にならなきゃ、始まらない!」、っても思うしなぁ・・・
暫くブログをサボっていいたので、長くなちっまたなぁ・・・もう終わる!
んじゃ!
=切手の紹介=
当然ながら、この切手、、、
1950年(昭和25年)4月発行の「文化人切手シリーズ」から
